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    • 2015.10.15 Thursday
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    ルネッサンスワックスについて

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      コメントにお答えし、ルネッサンスワックスについて少し詳しく書いてみます。

      ルネッサンスワックス2本
      ルネッサンスワックス

      ルネッサンスワックスは、英国の大英博物館によって開発された石油から生成された人工のカルナバワックスであり、不純物の混入が限りなく少ない、というところにその特徴があります。

      天然のカルナバ蝋には当然いろいろな成分が混入しています。またその含有成分の内容も、産地などの要因により必ずしも一定しないと考えられます。自動車の表面のつや出しなどの場合は、表面が塗装面という元々保護材の上に塗布するのですから問題はないのですが、歴史的な意義のある、たとえば西洋の甲冑など、むき出しの金属表面に塗布する場合は、その混入物が表面にどのような作用を及ぼすか予想が出来ず不安が残ります。このため完全に中性で、絶対に腐食作用などを起こさないワックスが必要とされ、また同時に、塗布したとき完全に無色であること、何らかの理由でワックスの除去が必要となったとき、完全に除去できることなどの性能が求められました。

      開発の初期階では、大英博物館内でのみ使用されていたものですが、存在が知られるにつれ要望が高まり、やがて大英博物館の承認を得て一般販売が開始されました。今では英国の主要博物館を始め、スミソニアン、メトロポリタン博物館など、世界の有名な博物館やアートギャラリーで使用されると共に、個人のアンティークコレクターなどの間で、No.1ワックスとして愛用されています。

      使用法といっても、ワックスですから布に取り、対象物に塗布するだけのことですが、このとき見落とされがちなことを書いてみます。

      ワックス/クロス/手

      実は、私たちが生活している一般の環境は、「大変にホコリっぽい」のです。空気中には大量の浮遊塵が浮遊し、時間と共に地上に落下し堆積します。この中には当然、硬度の高い砂粒なども含まれています。もしそこに布があればその上に積もるわけです。これら硬度の高い微粒子が付着した布で対象物表面をこすればキズがついてしまいます。ピカピカにワックス掛けしようとしてもこれでは逆効果ですね。きれいに洗濯した布ならば大丈夫だろうと思っても、(良い事は確かなのですが)実はきれいに見える水道水の中にもシリカなどの微粒子が含まれているので、完全とは言いきれません。

      とにかく、作業するときは先ず作業台を拭き、手を洗ってください(それだけでもかなり清浄度は上がります)。ジュエリーはワックスを塗布する前に、中性洗剤をほんの少量入れたぬるま湯で振り洗いし、流水でゆすぎ、乾かしてください。そうしないとジュエリー表面についた、微粒子を吸着した皮脂などの汚れをワックスでこね回すことになります。

      クリーニングクロス
      クリーニングクロス

      普通の生活環境の中でクリーンルームほどの清浄度を求めることは無理にしても、せめて布だけも出来る限りきれいなものをと、e-z-est ではクリーンルームで使用されるクロスをテストし、ジュエリーに向いているものを選んで販売することにしました(業務用ですので通常は数千枚入りの段ボール箱単位でしか販売されていないものです)。このクロスならどんな鏡面でも安心して拭くことができます。もちろんこのクロスはシルバーポリッシュなどでジュエリーを研磨する場合などにも最適です。

      さてルネッサンスワックスの効果ですが、私どもが使っていてとても良いと思われることは、

      全く無色であること。ジェイスシルキープは銀のジュエリーの変色を抑える効果はあるのですが、処理するとほんのわずかに黄色味を帯びた感じになります。ルネッサンスワックスの場合は変色を抑える効果がありながら全く無色で鏡面の輝きを損ないません。

      指紋がつきにくくなること。 鏡面研磨した銀に指紋は大敵ですが、ルネッサンスワックスを塗布すると指紋がつきにくくなるため取り扱いが楽になります(ただし、だからといってベタベタやらないように)。

      汚れがつきにくくなること。 現在、牛革やクロコダイルなどの皮革を使用した新製品を試作しており、その試作品にルネッサンスワックスの塗布テストを行ったところ、皮革表面は一時的に濡れたような状態になり、しばらくすると乾いて元と変わらなくなりました。そして革の手触りがとてもよくなり、また汚れが付きにくくなりました。このため、新製品発売時には、最初から塗布処理を行って発売することにしています。

      ルネッサンスワックスは、ワックスに求められる本来の特性=対象物を環境から保護し、対象物にダメージを与えず、全く目立たないこと、を目的としたきわめて良質なワックスです。ただし、何か特別なことが出来る「魔法のワックス」ではありません。あしからず。

      簪(かんざし)

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        ひとむかし前のテレビコマーシャルに、若い錺職人がコツコツと作った簪をそっと若い娘さんの髪に挿す情感たっぷりのシーンがありました。それが「日本髪を結う習慣を持った現代の娘さんはかわいそうだな」と思えるほど素敵に見えたのは私だけでしょうか。

        平打ち
        ダイモス平打ち

        簪は江戸時代の重要なジュエリー。着ているものや髪の形でその人の属している社会階層や立場が一目で分かる文化の中で、簪もまたさまざまな形でその表現の一部を受け持っていたはず。現代のジュエリーよりずっと饒舌だったことでしょう。

        ・・・土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た・・・
        よさこい節に唄われ、永遠に記憶されることになった一シーン。それは見た人によほど鮮烈な印象を残す出来事だったのでしょう。私はそのとき坊さんが買った簪がどんなものだったのか、とても知りたいと思います。

        コンランショップで

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          今まで扱っていただけるショップがなく通信販売だけだったのですが、この度、新宿の「コンランショップ」でルネッサンスワックスをお取り扱いいただけることになりました。さすがコンランショップ! お目が高い。

          ルネッサンスワックス
          このワックスは「知ってる方は黙って使っている」不思議なワックスです。当社で扱うようになったのは10年ほど前、著名なジュエリーデザイナーから「英国で買ってきたものが残り少なくなったから何とか取れないか」と頼まれたのがきっかけ。聞けば作品を海外のデザインコンペに出品するときなどに使うのだとのこと。そこでメーカーと交渉して輸入が始まりました。

          最初は知名度もなく全く売れなかったのですが、ホームページに上げてから知られるようになり、ぽつぽつ注文をいただくようになりました。分野はとても広く、アンティークのコレクター、ナイフ作家、カメラマン(特殊な印画紙の保護に使うのだそうです)、メガネ屋さん(レンズに塗っておくと汚れがつきにくい)など、とても多彩です。私のところでも、このところ企画している皮革製品の表面保護に使用しています。色の薄いヌメ革など、どうしても汚れっぽくなりがちですが、これを塗っておくとかなり汚れにくくなりとても便利です。

          この頃フレイト(輸送料)が高くなり、困っています。聞けばテロ対策のための色々な制限とそれに対応するための手間があるようです。なるほど、この品物なら隠そうと思えば爆薬でも何でも詰められるわけで、チェックが厳重なのもわからないではありません。こんなところにまで911の影響が及んでいるのですね。びっくりです。

          ボールペンケース

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            私の作る銀のボールペンは芯が引っ込みません。不便と言えば不便なのですが、銀という金属はとても柔らかいため、芯を引き込んで先端が中空になったとき何かにぶつけると変形して芯が出なくなる心配があるのです。ここはかなり精度が必要で、この部分の変形は致命的なダメージになってしまいます。もともと私としては「持って歩く」という使い方は考えておらず、これで良いと考えたのですが、お客様から「持って歩きたい」というご要望も多く、一応革のペンケースをご用意していました。

            アクリルペンケース

            「ものを作る人間」というのは変なもので、「こんなものを作ってみたい」というアイデアが浮かぶと、どうしても作りたくなるのです。あるとき思いついたのがこれ。アクリルで作ったペンケースです。作るのが結構面倒なのと、余り実用的とは思えないので商品にするつもりはなかったのですが、ボールペンと雰囲気が合うためか意外に好評。四月に「サライ」の通信販売に掲載され、ボールペンを購入されたお客様の半数がこのケースを選択されたのにはこちらがびっくりしてしまいました。

            革サック

            最近ボールペンの持ち歩き用に用意したのがこの革のペンサック。以前の革のペンケースは一般的なデザインだったのですが、これはまさに専用・・・だけど、普通の鉛筆にも使えるか。そこに気がつかなかったなぁ。

            My favorite

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              自分の作品で好きなものは? とよく聞かれます。好きかどうかは別として、唯一、常時使っているのはこの革ループチェーンキーホルダーです。
              革ループKH
              自営業のおじさんは店の鍵やら倉庫の鍵やらたくさん鍵を持っていますよね。かくいう私もその一人。やたらと鍵の数が多い。このため、大量の鍵をコンパクトにもてるキーホルダーを、と考えて作ったのがこのキーホルダーです。重量は29gしかないのに20本位の鍵は楽に保持でき、チェーンの長さを延長すれば30本でも40本でも大丈夫。銀製品でありながらコテコテの実用品です。

              鍵をチェーンに通すため、バッグに入れてもかさばらずとても便利なのですが、実はあまり売れてません。形からはその便利さが想像できにくいんですね。商品作りの難しさです。

              ロングチェーンKH

              これは同じパーツを利用して作った私の海外旅行の必需品です。鍵をチェーンのループに通し、反対側のループをズボンのベルト通しにつなげば、落とす心配がないので安心というわけ。この場合鍵はトランクの鍵など数本ですから、ポケットに入れても大丈夫。

              銀のボールペン

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                銀のボールペン、買っていただいてありがとうございます。四月には小学館の雑誌、「サライ」の通信販売「らくだ屋通信販売部」で取り上げていただき、七月には世界文化社「家庭画報」の通信販売、「ギフト特集」に入れていただきました。在庫が品薄になったので、また作っています。そう、本当に一本一本、手作業です。

                ときどき、お礼の手紙やら電話やらをいただき感激しています。買っていただいて、感謝すべきはこちらの方なのに。

                私の創るものは、世の中の主流からは大きく外れている。だから逆に、お客様とは、時として個人的なおつきあいが始まってしまうほど濃密です。それがうれしい。幸せな、いい仕事だと思っています。


                ありがとうございます。

                シルバージュエリーの夏

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                  今年の夏は猛暑が心配されているようですね。夏の装いにはさわやかな輝きのシルバージュエリーがぴったりですが、硫黄分を含んだ汗は銀を黒ずませてしまい手入れも大変。そこで、一日使ったシルバージュエリーはそのまましまわずに、中性洗剤を一滴落としたぬるま湯で振り洗いして、表面に付着した皮脂などの汚れを落とし、よくゆすいで乾燥させることをおすすめします。これでポリッシュを使わなくてもシルバーの輝きを長持ちさせることが出来ます。

                  こんなものも創っています

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                    これ、何だと思いますか?




                    実はこれ、プロデュースを頼まれてデザインしたツボ押し健康器具。先端の丸いところに指の先端、爪の付け根のツボの部分を挟んで刺激します。昨年通信販売でかなり売られたのでご存じの方もいらっしゃると思います。びっくりしたのは昨年暮れ、江戸東京博物館で開催された「天才アラーキー」こと、荒木経惟先生の写真展でこれの写真が展示されていたこと。




                    これ以外にも色々プロジェクト進行中。
                    現在リニューアル中の加納Shopでご紹介できると思います。



                    喜平を編む

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                      今、BB301 用の「面取喜平」を編んでいます。

                      「面取喜平」とはチェーンの種類のこと。以下、作業方法を書いてみます。

                      チェーンを作るには、先ず線材(この場合は銀の丸線)を丸棒に巻き付けコイル状にしたものをカットして「丸環(まるかん)」を作り、一つ一つつなぎ合わせて切れ目を蝋付けします。
                      丸環

                      丸環がつながっただけのチェーンを「小豆(あずき)」と呼びます。「あずき」の駒一つ一つを90度ひねったものが「喜平」です。よく見かけるチェーンの形ですね。そしてその喜平の表面をヤスリ掛けして平面を作ったものが「面取喜平」です。


                      写真: 丸環

                      小豆/喜平/面取喜平

                      写真のチェーンは線径が 3mm ですから、出来上がりの面取喜平はだいたい幅が 12mm になります。









                      写真: 
                      上から 小豆、喜平、面取喜平


                      この忙しく世知辛い時代に、何で手間と時間をかけて手で編むの? 

                      チェーンは普通は専用の機械で編みます。手で編むのは単に作り手の自己満足ですね。手編みのチェーンには、やはり手の暖かみが感られ、私はとても好きです。当然、機械編みの方がずっと安いのですが、お客様も手編みの方が好きな方が結構いらっしゃるのです。

                      機械編み/手編み比較

                      写真: 面取喜平比較 上が機械編み、下が手編み。

                      機械で編んだチェーンはきちんと目が揃いますが、手編みのチェーンはそういう訳にはいきません。どうしても多少不揃いになります。また、可能な限り目を詰めて編んでありますので、使い始めは駒が絡んだりして多少不安定です(使っている内に落ち着いてきます)。実利的に良いことがあるとすれば、貴金属のチェーンは使っているうちに金属同士当たっている部分がすり減り、徐々に伸びてくるのですが、機械編みのチェーンは新しいときが一番きれいで摩耗すると間延びした感じになってしまうのに対し、手編みのチェーンは元々の編みが密ですから多少すり減っても気にならず、機械編みのチェーンに比べて長期間ご愛用いただけます。


                      はじめまして

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                        ジュエリーに関するあれやこれやを、書き綴ることにしました。だがちょっと不安。ジュエリーはあくまでも感性のもの、それを理屈で説明するのはなにか違うような気がしないでもありません。でも、常には関心がないため特に何も考えていなかったけれど、言われてみれば「ははぁ、そうか」と面白くなることもあるはず。そんな人に出会えると良いな、と思いながら書いてみます。

                        「JEIS」は1973年、東京・青山のジュエリーショップとして始まりました。開店当初は単なる小売店だったのですが、「ジュエリーとは何か」を自問しているうち、自店で販売してる商品に疑問を持ち、間もなく自らジュエリーの制作を始め、以来独自の製品を創り販売しています。他の真似をするのもイヤ、流行に乗るのもイヤ。だから今のトレンドから見ればかなり違和感のあるものばかりです。でも、申し上げたようにジュエリーはあくまでも感性のもの。たくさんの人の中には流行を追う人もいればそれに背を向ける人もいるもの。それが結構多いから、細々ながらもJEISが今まで続いてきたのでしょう。

                        何分、今のところ私一人がコツコツと手作業で制作しているため、種類も量もほんの僅か(ご期待に添えず、お待たせしている方、すみません)。でも、私の創るものが好きで、愛用してくださる方がいらっしゃる限り、これからも作り続けていこうと思います。これからはホームページも充実して、1個しか創らないもの(作れないもの)もお目に触れるようにしていこうと思っています。

                        「JEIS」は今のところ自前の小売店を持てません。それは1店舗を埋めるだけの商品供給が私一人ではとても出来ないからです。職人雇えばいいじゃん・・・と言われるのですがね。私がわがままなものだから職人が居着きません。ごめんなさい。

                        それで、今のところ小売店の店頭で私どもの商品を見ていただけるのは、銀座の伊東屋さんだけ。中二階の売り場に出させていただいています。あとは表参道にある加納の事務所なら、あらかじめおいでになる時間をお知らせいただければ、商品をお手にとって見ていただけます。昔、JEISの店があるころからのお客様にはよく寄っていただいております。もちろん美しく飾られたお店でショッピングするのは楽しいことですが、作り手ともっと身近な距離で、自分にとってジュエリーとは何か、自分が本当に必要とするものは何なのかを考えるのもまた別の味わい。ある意味、真に贅沢なジュエリーの選び方だと思います。元々JEISは一人一人のお客様に、その方にぴったりしたものをご提供するのが仕事ですから喜んでお相手させていただきます。どうぞお気軽にお電話下さい。

                        みなさまの健康と幸せを祈って    渡辺一弘


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